ヘアーモード辰みんなのブログ

こんばんわ～＼(^o^)／

月一回の連休で夜更かし楽しんでるマスターで～す＼(^o^)／

毎月購読してる『致知』という本の中から

少し長いんですが。

《君子は其の位に素して行い、其の外を願わず》・・・孔子の孫、子思が書いた『中庸』にある言葉である。立派な人物は自己に与えられた環境の中で、運命を呪ったり不平不満を言ったりせず、精一杯の努力をし、それ以外のことは考えない。ということである。

さらに本文はこう続く。

富貴（ふうき）に素（そ）して富貴に行い、貧賤（ひんせん）に素して貧賤に行い、夷狄（いてき）に素して夷狄に行い、患難（かんなん）に素して患難に行う。君子入るとして自得せざる無し。

裕福で地位が高い時も、貧しくて地位が低い時も、辺鄙（へんぴ）な地位にいる時も、苦難の真っ只中にある時も、驕らずへこたれず、その立場にある者として最高最善の努力をする。君子はどんな環境にいても悠々自適である、と『中庸』は教える。

そんな文章の後に、

昭和三十年代、この人が登板すれば必ず勝つという伝説を残し『神様、仏様、稲尾様』と謳われた西鉄ライオンズの投手、稲尾和久さんである。

昭和12年生まれ。高校3年生の時に西鉄ライオンズにスカウトされる。当日、高卒の初任給は6千円が相場の時代に、月給3万5千円、契約金50万円、契約に来たスカウトマンが、ちゃぶ台に50万円を積み上げた時、お母さんはその現金を見て気絶した、という。

卒業前からキャンプ入りした。卒業式が間近になり先生から連絡が入った。『お前のために特別の卒業式をしてやるから帰ってこい』

監督にその旨を伝えると、
『お前、帰りたいか？』

『はい、帰りたいです！』

『そうか、帰りたいだろうな。しかし、お前は過去の思い出に生きるのか、未来に生きるのか。どっちだ。自分で決めろ。』

この言葉で18歳の少年は帰るのをやめ、キャンプに残った。

球団には同期の新人が二人いた。日が経つにつれ、その二人と自分の扱いが違うことに気づく。1人はコーチがついてブルペンでピッチング練習。もう1人もバッティングの練習をしている。しかし、自分は打撃投手ばかりで、手動練習機と呼ばれていた。
ある日、稲尾さんは2人を食事に誘った。
その話の中で分かったのは、2人はそれぞれ、月給が10万と15万円、契約金が５００万と８００万円、ということだった。稲尾さんは自分の立場を知った。

普通ならここで心が折れたり投げやりになったりしがちである。

だが、伸びる人は、あらゆる条件を生かして伸びていく。

稲尾さんは黙々と打撃投手を務め続け、あることに気づく。

打者はストライクばかりではバットを振り続けなければならず、嫌がる。4球に1球ぐらいボールが交じると、ゆとりができて、喜ぶ。
稲尾さんは4球に1球ボールを投げることにした。480球投げるなら120球は、自分の練習のためだけに使える。高め、低め、アウトコース、インコース。ボールにする1球に精魂込めた。
こうして稲尾さんは、無類のコントロールを身につけたのだった。
まさにその位にして自己を鍛え、偉大な投手への人生を切り開いたのである。

先人の足跡に学び、私たちも其位素行（そいそこう）の人生を歩みたい。

たまに読書してみるのも、いいですね～（＾Ｏ＾）

今、自分の置かれてる立場に浮き足にならず
もっと、ハングリーになり、自分の置かれてる立場での結果を出して行く。

とりあえず、昨日1台しかできなかったんで、もう1台のタイヤ交換しよ～(^◇^;)

でわでわ

感謝・合笑 辰